年末の主要商材を総括、製品高を乗り切る

2015年1月16日

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 水産商材における平成26年の年末商戦は、全般的な製品高や消費増税、衆院選などが重なったことから困難な戦いが予想された。だが、終わってみれば例年にない高値だったにもかかわらず、よく動いた商材が多く、終盤の投げ物(処分売り)もほぼ出ずに目立った波乱はなかった。成績的にまずは合格点といえる結果となったもようだ。東京・築地市場を中心とした年末商戦を総括する。

 今回、取り上げた商材は、マグロ、ブリ(ハマチ)、タコ、カニ、エビ、カズノコ、イクラ、サケ・マス、ねり製品。

 好調が際立ったのはカニ。規制が強化されたロシア産の影響で供給が大幅に減って、円安もあって製品価格は急上昇したが、価格上昇をはねのけて売れた。特にタラバの動きが非常によかった。

 比較的堅調だった品目は、ブリ(ハマチ)、タコ、エビ、生鮮サケ。それぞれ、商材の種類ごとに好不調が入り混じったものの、数量減を単価高で補い、売り上げで前年並み以上にもっていったものが多かった。

 ブリ(ハマチ)は、高値基調が年末最後まで続いたことで売り上げはアップ。タコは高値原料だったが、前年並みには動いた。エビは利益の取りづらかった養殖物を天然物がカバーした。サケ・マスは不透明感の強かった冷凍物の荷動きが悪かったが、生鮮空輸がかなり好調に[....]