干潟でカキ養殖に成功、JFおおいた中津支店が出荷を開始

2014年12月17日

稚ガキを収納した養殖かごが干潟に設置される

稚ガキを収納した養殖かごが干潟に設置される

 JFおおいた中津支店は、日本企業の種苗生産技術と豪州の養殖技術を融合し、潮の満ち引きのある干潟でカキ養殖することに成功した。干潟のカキは、干潮時に日にさらされることで肉厚かつ身が締まるのが特徴。2年間の試験を経て、今シーズンから「ひがた美人」のブランドで出荷を開始した。

 カキ養殖が行われるのは、有明海に次いで大きな干潟をもつ中津干潟。前浜の豊前海で盛んだったアサリが激減したことをきっかけに、干潟でカキを養殖する豪州の手法に注目。種苗から出荷まで、特徴ある手法を融合させた日本初の養殖スタイル構築に、中津市の支援を受けて平成24年から試験を開始していた。

 豪州方式とは、ワイヤにシングルシード(一粒カキ)稚ガキを入れた筒状のプラスチックかごをつり下げ、横一列に養殖する方法。

干潟特有の若ガキが生産

 一般的な垂下式に比べ、干潮時にカキ全体が露出するため、乾燥しないよう殻を押さえる貝柱が太くなり、身も肉厚のカキが育つ特徴をもつ。風や潮流でかごを揺れやすく設置することで、深みのある殻型に仕上がり、身入りのよさを一層高めた。[....]