小型の子持ちアマエビが大漁漁獲の謎

2015年1月7日

石川県の郷土料理に欠かせないアマエビ

石川県の郷土料理に欠かせないアマエビ

 ホッコクアカエビ(アマエビ)の水揚げで全国1位の石川県では昨年、近年になく好調な水揚げに沸いたが、小型の子持ちエビが大量漁獲されている。一般に、卵持ち個体の小型化は資源悪化の兆候を意味することが多いが、石川県水産総合センター海洋資源部の白石宏己技師はこれを否定。「2010年の卓越年級群の発生と関係が深い」と、資源増につながる現象だとの見方を示している。

 日本海側の府県で重要魚種となっているアマエビに対して、同センターでは夏(8月)と冬(1月)の2度、漁期が始まる前に、2歳以下の小エビを採取することで資源量の調査を行っている。

 それによると、11年以前は08年の一網当たり2歳個体103尾の採取が最高だったが、12年に528尾と08年比で5倍に増えた。その後も13年は273尾、14年は140尾と、豊度が高い状態が継続。この12年に2歳個体だった10年級群が昨年は主な漁獲対象となったため、1?10月の水揚げが09年以降で最高を記録[....]