宮城産ホヤ国内消費を、仙台水産が紹介イベント

2019年5月31日

クリックで画像を大きく表示します

買受人に大人気だった蒸しホヤ

 シーズン真っ盛りの宮城県産ホヤをPRしようと、仙台水産は28日早朝、仙台市場の同社遠海部売場で生鮮品や加工品を紹介するイベントを開催した。蒸しホヤの試食やさまざまな調理例、近年急増している加工品などを並べた。東日本大震災以降続いている韓国による禁輸措置に終わりがみえず、国内消費の拡大が喫緊の課題となっていることもあり、買参人に積極販売を呼び掛けていた。

 「蒸しほや」を試食提供。生鮮ホヤの展示や、「ほや飯」「ほやの和風ペペロンチーノ」「ほやとアボカドのチーズマヨ焼き」といったレシピ提案も行った。加工品の紹介も行い、定番の「むきほや」や「しおから」から、「チーズほや」「唐揚げ」などの変わり種まで15種の多様な製品を展示していた。

 開催時間中は次々と仲卸、買参人らが訪れ、用意した100食を次々と食べていった。

  仙台水産では「世界貿易機関(WTO)の上級委員会で、韓国による日本産水産物の輸入禁止措置が容認され、ホヤ生産者には大変厳しい状況になっている。少しでも国内の消費が拡大できるよう、ホヤの魅力をPRし、しっかりと実績を積み上げたい」と話し、仲卸業者は「この季節、やっぱりホヤだよね。身も肉厚で最高。お客さんも増えているのでどんどん売っていきたい」と意気込んでいた。[....]