宮城ホヤ、米国向け輸出始まる

2018年3月22日

コンテナの前で記念撮影する関係者

 東日本大震災以降、販路喪失に苦しんでいた宮城県産ホヤの米国向け輸出が始まることになり、気仙沼市弁天町の阿部長商店気仙沼フレッシュ工場で19日、第1便の出発式が行われた。20フィートコンテナ1本に冷凍のむき身約7トン分が搭載され、トラックで積み出しする仙台港に向けて出発した。年内にあと2回の輸出も行われる予定で、新たな販売先として定着するか関係者の間で期待が高まっている。
出発式にはむき身ホヤを製造した阿部長商店の阿部泰浩社長をはじめ、輸出を行う三陸コーポレーション、現地輸入業者の日本関係企業オーシャンジャパン、JFみやぎ、金融機関、県の関係者ら約30人が出席した。[....]