大倉漁業の改革型海まき「第38常磐丸」が竣工

2019年11月13日

竣工した第38常磐丸

水産庁のもうかる漁業創設支援事業を活用し、大倉漁業(本社・新潟市、大倉心一社長)が新造した海外まき網漁船・第38常磐丸(760トン)の竣工披露宴が11日、静岡県焼津市の焼津グランドホテルで開かれ、関係者111人が出席して竣工を盛大に祝った。

 同船は海外まき網漁業長期代船建造計画の第1号船として計画・建造され、水産庁のもうかる漁業の「資源管理・労働環境改善型漁船」「共通仕様・共通船型」の第1号として認定された。ヘリコプターを搭載した国際競争力をもつ760トン型で、高速・大容量のインターネット環境を整備するなど、労働・居住環境に最大限配慮した最新鋭の漁船となっている。

 大倉社長は「海外まき網漁業協会のご尽力と水産庁のもうかる漁業のメニューに乗せていただいたおかげで建造に至った。本船は23日に南太平洋漁場に向けて出港する。ご期待に沿える活躍ができると確信している」とあいさつした。[....]