冷食の歴史振り返り発展誓う、日冷食が50周年記念式

2019年7月9日

50周年を祝い代表者らが威勢よく鏡開き

 日本冷凍食品協会は5日、都内のホテルで「創立50周年記念式典」を開いた。伊藤滋会長は「50周年を迎えられたことは非常に名誉であり、皆で力を合わせてきた結果。冷凍食品を作り上げた先人の努力に感謝し、今後も食べる人の代理人として商品を提供していきたい」とあいさつした。

 来賓の吉川貴盛農林水産大臣は「冷食は調理時間を短縮する画期的な食品であり、今後もますます需要が高まるだろう。協会の協力のもと、市場が拡大することを期待している」と祝辞を述べた。

 式典では「冷凍食品産業功績者表彰」が行われ、農林水産省食料産業局長感謝状を元マルハニチロ会長の坂井道郎氏、相馬義比古ナックス社長ら5人に、日本冷凍食品協会会長感謝状を同協会前会長の伊藤雅俊味の素会長ら12人にそれぞれ贈った。祝賀会では塩川白良農林水産省食料産業局長、國分勘兵衛日本加工食品卸協会前会長、村上秀徳食品産業センター理事長が祝辞を述べた。

 引き続き、代表者らで鏡開きが行われ、伊藤雅俊味の素会長が「20年前に21世紀は冷食の時代になると話した。それから冷食の食べ方は大きく変わり、これからも変化していくだろう。50年の歴史を感じ、市場をつくってきたこれまでの努力に敬意を示したい」と述べ、乾杯の音頭を取った。[....]