佐渡で170キロ大クロマグロなど、定置で水揚げ活況

2018年6月5日

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佐渡沖の定置で水揚げされた170キロのクロマグロ

 夏ブリの大量水揚げで沸く新潟県佐渡島で、170キロのクロマグロ1本が水揚げされ、漁師たちの意気も一段と上がっている。
 内海府漁業生産組合が島の北端の鷲崎沖の約1・5キロ、水深70メートルの海域に仕掛けた定置網で漁獲した。傷も少なく、肉が締まった、待望の鮮度が高い良質な大型だ。
 マグロの放流標識調査のために佐渡島を訪れていた水産庁の調査員2人もJF新潟漁連両津支所荷捌き場(両津地区春日)に駆け付けて計測。全長約2・1メートルと分かり、新潟県内では今シーズン最大と確認した。
 マグロは肉質が分かるように尾を切り落とし、木箱に氷詰めにして東京・築地へ直送した。
 同生産組合の山本勝漁労長(大船頭)は、「実測では170キロだが、除去した内臓を含めれば180キロ近い大物だったので、船上の漁師たちも驚いていた。縁起がよいので、大型マグロが次々に水揚げされていくと思う」と話し、今後の大漁に手応えを感じていた。[....]