京浜急行を「北海道ほたて号」運行中、道漁連がPR企画

2017年11月10日

車体をホタテ一色にラッピングした京浜急行の『北海道ほたて号』

 首都圏を走る京浜急行の1編成を“ジャック”した「北海道ほたて号」が今月4日から運行を始めた。列車内には道産ホタテの魅力や豆知識、漁業の風景、料理写真といったポスターやステッカーが中吊りや窓上、ドア横など全面に貼られ、車体にもロゴや写真が付けられており、どの角度から見てもホタテ一色に仕上がっている。

 北海道漁連が首都圏でのホタテ消費拡大とブランド認知度向上を目指して企画。来年1月6日までの約2か月間運行する。運行に先立ち3日、神奈川・横須賀の京急車両管理区で報道陣に公開した。

 車体は、赤と白を基調にする京急でも2編成しかない青色に特別塗装した「ブルースカイトレイン」の600形。鉄道マニアのみならず一般客も目を引く車体のため、より高い訴求効果が見込める。

 車内に貼られたポスターやステッカーは29種・488枚にも及ぶ。浜の風景から料理の定番モノだけでなく、「ホタテの貝柱が大きいのはなぜ?」などクイズや豆知識で多角的にPRしている。

 「ほたて号」は、羽田空港駅を中心とした都心エリアから京浜地区(品川?三崎口)、乗り入れる都営地下鉄(泉岳寺?押上)、成田空港駅など京成線内でも運行される計画。[....]