三陸サバまき網が本格化、石巻で初の1000トン超え

2019年11月25日

遅れに遅れていた三陸沖のサバまき網漁がようやく本格化し、先週後半から各港への水揚げがまとまり始めた。主要港・石巻は22日に今年初めて1000トン超えを記録。サイズは全般に小ぶりだったが、地元水産関係者を待ち焦がれていた。これからが本番。絶対に巻き返す」などと沸き立たせた。漁場は大きく岩手県北部と宮城県南部の両沖合に二分。群れの濃さに差はあるものの、週明け25日以降も「一定の漁獲はありそう」と見込まれ、出遅れを挽回するような大漁・水揚げラッシュに期待が高まっている。

22日の石巻港には早朝から17隻が順次入港し、合計1200トンほどを水揚げした。前半入港船の主漁場は宮城県南部沖で、漁獲サイズは200グラム前後の小型が主体。それでも価格は堅調で、この日の一番船・第28浜平丸が水揚げした50トンはキロ100?80円で取引された。[....]