メイプルフーズ/現地生産者を交え試食会

2019年8月30日

ロス・アンダーソン会長

 豪州では幻の魚と名高く、近年、養殖での安定生産が可能となったマレーコッドの輸入を手掛ける(株)メイプルフーズ(戸恒徹司社長)は26日、東京・千代田区の新丸ビルのレストラン「ワトル東京」で、試食会を開いた。来日した養殖大手マレーコッド・オーストラリア社のロス・アンダーソン会長が、日本のマーケットで注目が高まりつつある新商材を招待客20人にPRした。

 マレーコッドは豪州のみに生息しているスズキ目の白身の淡水魚。天然魚はそのおいしさゆえに乱獲が進み、現在は絶滅危惧種に指定され漁獲は禁止されている。そうした希少魚の養殖生産が軌道に乗ったのが8年前の2011年。マレーコッド社は現在、2年間養殖した出荷サイズ一尾1・5?2キロの魚を年間250トン生産し、現地での販売をはじめ、シンガポール、中国・香港、米国、英国、フランスへの輸出を手掛けている。[....]