マグロ丼作り楽しく学ぶ、日かつ漁協が小学校出前授業

2017年10月12日

天然マグロの魅力を小学生にたっぷり伝えた出前授業

 日かつ漁協(山下潤組合長)は10月10日の「まぐろの日」の浸透に向け、都内の小学校で遠洋マグロはえ縄漁業の出前授業を6日からスタートさせた。今年度は11校・906人を対象にする予定で、日本船が漁獲した天然マグロのおいしさを伝える。
 港区立赤羽小学校で小学5年生45人を対象に行った初日の授業では、児童が楽しみながら学べるように作成した穴埋め式の教科書を活用。日かつ漁協の担当者が「マグロは国際的なルールを守り、資源管理しながら獲っている」と説明、食卓に届くまでに多くの人の仕事や努力があることを伝えた。

 休み時間に持ち込んだ本物の漁具や冷凍マグロの頭、船上の作業着には、児童が殺到。じかに触れてマグロの大きさを体感したほか、作業着を実際に着てはしゃぐ児童の姿もみられた。

 いちばん盛り上がったのは、マグロの漬け丼作り。ご飯を取り分け、第58福栄丸が太平洋で漁獲したメバチを乗せ、トッピングを盛り付けて完成。児童らは待ちきれない様子でかきこむと、「おいしい!」「うまい!」と目を輝かせていた。日かつ漁協の担当者は「試食後の反応がとてもよい。日本船が漁獲した天然マグロのおいしさを知ってもらい、マグロファンを増やしたい」と話している。[....]