ホタテ情報/噴火湾ボイル壊滅的、両貝向け高騰受け採算難

2017年3月9日

 海道噴火湾のボイルホタテ生産が、今期はごく少量にとどまる公算が強まっている。原貝が大幅減産となるうえ、原貝価格が冷凍両貝向け主導の買い付けの中で過熱し、ボイルの採算見通しがつかなくなっているためだ。産地での原貝価格は中国への冷凍両貝向けの買い付けに牽(けん)引され、序盤から過熱気味で推移し、依然、昨年同期(331?323円)の2倍近い。ボイルの採算にはとても合わない水準で、ここまでの原貝は大半が冷凍両貝に処理されて、ボイル生産が進まない。[....]