ホタテ情報/「中国迂回ルート」活発化、玉冷輸出9月米国直行は半減

2016年11月14日

 玉冷ホタテの輸出は米国向けが依然として鈍い一方、中国を経由して米国に入る「中国ルート」には一定の動きがみられている。最終的には総体で9000トン程度のボリュームになるとの見方もあるが、為替を含め流動的な要素も多く、予断を許さない情勢だ。北海道漁連の推定によると今年4?9月の玉冷輸出実績は前年同期比15%減の4610トン。中国、ベトナム向けが約1860トンと前年並みとなる一方、主軸の米国向けが45%減の約1200トンとほぼ半減した。[....]