ブリストル湾抱卵ニシン漁、刺網継続で過去最多へ

2013年5月23日

 米国アラスカ・ブリストル湾トギャックの抱卵ニシン漁は現地20日、巻網と刺網を合わせて約1600トン(Sトン、以下同)の追加があり、累計漁獲量は2万5000トンを超えた。巻網の残枠は800トンもなく、政府は規制しない見通しだ。刺網はなお枠の46%を残しており、漁を継続するものとみられる。

 米国アラスカ漁業狩猟局(ADF&G)によると、20日の水揚量は巻網1180トンで、平均魚体は354グラムと小型化が進み、カズノコの生卵歩留まりは9・38%。刺網は416トン、400グラム、9・66%となった。いずれも前々日から主漁場が移っており、この2日間、魚体や歩留まりに若干の変化がみられた。

(「2013年ブリストル湾抱卵ニシン漁の推移」本紙参照)[....]