ノルウェー・サバ、日本の競争力低下が深刻

2013年5月22日

 ロシアやアフリカ市場と競合の末、買い敗れて供給量が大幅に減った北欧サバは、新漁までなお3、4か月を残して国内のフリーの原料が完全に逼迫、引き合い価格の上昇を顕著にしている。新物は多国間競争と割り当ての削減、これに急激な円安が加わり、決して安いスタートは期待できないが、それでも昨シーズンよりは「日本がリードできる可能性はある」と関係者。ただし、肝心なのは“勇み足”をしないで、どこまで「買いたいオーラを消せるかにかかっている」と指摘する。

 関係者によると、国内の加工原料がカラカラに枯渇している中で、あえて中心的な取引価格を挙げると、

 (「冷凍サバの月別輸入推移」は本紙参照)[....]