ニシン情報/ブリストル湾、抑止力働くか

2015年4月15日

 北米抱卵ニシン漁は、主力漁場のカナダBC州とアラスカSE(サウスイースタン)シトカが思わぬ不振に終え、残す大所はブリストル湾とコディアックのみとなった。中でも大型ニシンのブリストル物は、カナダやシトカの原料とはまた違い、親ガラも身欠ニシンの原料として評価されることから、その好不漁でカズノコ商戦が大きく左右される。今年は海水温が高く、ブリストルの出漁も早まる可能性が伝えられるが、日本国内では大量の越年在庫を抱えており、パッカー側がこれに呼応して生産量を抑制できるかどうかが大きな焦点[….]

「ブリストル湾抱卵ニシン漁の推移」本紙参照