トカラ海峡に帯状の長周期内部波、長井海洋大助教解明

2017年11月21日

 東京海洋大学の長井健容助教は、帯状の長周期内部波に伴う帯状強乱流層構造を鹿児島県南方沖のトカラ海峡でとらえることに初めて成功したと発表した。乱流微細構造の断面観測を行い、「近慣性内部波」と呼ばれる長周期の内部波が薄いパンケーキのような帯状の流速勾配を100メートル程度の鉛直スケールで形成し、これが同じ帯状の著しい強乱流層を同程度の鉛直スケールで数十メートルの広範囲にわたり形成していることを初めてとらえた。[....]