スローガン「よみがえる 豊かな海を」、宮城実行委が総会

2019年3月28日

決定した大会スローガンと「むすび丸」の衣装イメージを披露する村井知事

 来年秋に地元で初開催される「全国豊かな海づくり大会」の第40回大会に向け、宮城県が関係機関とつくる実行委員会の第2回総会が26日、仙台市内のホテルで開かれ、大会テーマとして掲げるスローガンを「よみがえる 豊かな海を 輝く未来へ」に決めた。

 県によると、考案者は千葉県在住の小田中準一さん。公募で寄せられた1342作品を審査した結果、最優秀に選ばれ、総会でも満場一致で正式採用された。

 作品には東日本大震災から多くの人たちの努力と支援で豊かな海が戻ってきたこと、その大切な海を未来へつないでいきたいとの思いが込められており、「震災から復興した姿を全国に発信。そんな大会の基本構想に合致する」として高く評価した。PR役を担う県の観光キャラクター「むすび丸」の大会専用コスチュームデザインについても協議。テーマと同じく、公募で寄せられた768点の最優秀作品が候補として示され、こちらも満場一致で了承された。

 考案者は宮城県在住の安藤敦子さん。仙台藩祖・伊達政宗の陣羽織をモチーフに、山から生み出された芽吹きが豊かな海へと降り注ぐようなイメージを描き、郷土色を感じさせる優れたデザイン性が評価された。[....]