スルメイカついに3万トン台、2019年水揚げ

2020年2月18日

JF全漁連のまとめによると、2019年の全国のスルメイカ水揚げは、生鮮・冷凍合わせて前年比21%減の3万2861トンと、全漁連の1984年以降の統計史上最低だった前年(18年)からさらに大きく減少し、一気に3万トン台に後退した。生鮮は辛うじて前年を上回ったものの、冷凍が7割減と激減したのが響いた。最低記録更新はこれで3年連続で、不漁の「底」がみえない厳しい状況が続く。平均単価は19%高のキロ673円と、近年最高値だった16年(578円)を100円近く上回る騰勢をみせた。

生鮮は主力の北海道が10%減と伸び悩んだが[....]