サハリン州サケ・マス漁の漁獲勧告決まる

2013年5月14日

 北洋開発協会(北海道機船連内)によると、今年のロシア・サハリン州におけるサケ・マス漁の漁獲勧告は7日、前年比(最終勧告比)約16%減の総計11万6250トンと決まった。

 魚種別ではカラフトマス8万3094トン(同比22%減)、シロザケ3万1473トン(5%増)、ベニザケ1361トン(20%減)、ギンザケ300トン(17%減)など。主に定置網漁業が対象となる。同州で主体を成すマス漁は昨年、「不漁年」に当たっていたものの堅調な漁獲を記録。同協会によると、マスの「好不漁サイクル」の変節についてはロシア国内でも議論が分かれているとされるが、今回の勧告は昨年の漁獲実績(9万9315トン)を下回る水準となった。
 (「2013年サハリン州太平洋サケ・マス漁獲勧告量」一覧は本紙参照)[....]