サケ・マス消費43万トンに増加

2013年6月13日

 4月の輸入実績ならびに同月末在庫(速報値)が発表されたことで、2012/13年度(平成24年度)のサケ・マス需給が確定した。本紙推定によると、総供給量は前年度を7・8%上回る57万9000トン、越年在庫と輸出を差し引いた国内消費は43万1000トンとなり、消費は同13・5%増と大幅に伸長した。記録的な安値となったチリ産ギンザケが需要を拡大させたとみられる。

 供給量の増加は、主にチリ産の輸入増加によるところが大きい。サケ・マス全体の輸入量は昨年、歴年でも30万トンを超えたが、年度での集計(5月から翌年4月まで)も30万トンを超え、チリ産はこのうちの66%、実に3分の2を占めた。

(「サケ・マス受給推移」、「冷凍サケ・マス魚種別供給量の比較」)本紙参照[....]