サケ・マス情報/輸入サケ・マス商戦展望

2015年8月7日

 今年の輸入サケ・マス商戦は、ブリストル湾のベニザケが結局、記録的な大豊漁につながったことで、ブ湾好転前に一瞬勢いづいたチリギン相場が足を引っぱられ、かつ流し網の減産で注目されるロシア定置ベニの独走をも許さぬ、いわば三すくみの展開に陥っている。

 現状、チラホラと東カムチャツカ定置の部分的な高値が伝えられるようになってきたが、その一方ではチリギンの新物オファーはペンディングの状態で、やはり今いちばん焦点となるのはブ湾ベニの動向だろう。漁獲が終わって、日本向けの輪郭が次第にみえてきた。[….]

「アラスカベニの生産量と日本の輸入量」本紙参照