クロマグロ配分方針固まる、水政審くろまぐろ部会

2018年11月2日

 水産政策審議会の第5回くろまぐろ部会(部会長・山川卓東京大学大学院農学生命科学研究科准教授)が1日、都内で開かれ、来年から始まる第5管理期間以降のクロマグロの漁獲量配分の基本的な配分方針が固まった。この日示された素案では、都道府県、漁業種類間における「漁獲枠の融通ルールづくり」や、資源評価に用いる「調査枠」の配分なども明記した。委員の意見による修正は座長(部会長)に一任され、11月下旬以降に開かれる水政審資源管理部会で最終化される。
部会ではこれまでの4回の議論を踏まえ、「特定の漁業種類の漁獲枠を削減しほかの漁業に振り分けることが可能な状況にない」などの考えを整理。そのうえで、「第5管理期間以降の配分の考え方」の素案を提示した。[....]