カナダBCカズノコ、価格交渉進展せず

2013年5月10日

 カナダBC州の原卵カズノコは、4月から始まった腹出し作業が進んで次第にペール数が積み上がってきたが、肝心の価格交渉が進展せず、その行方に関心が集まっている。超円高で刺網の高値を吸収できた昨年とは違って、円価でいかに下げることができるのか。日本のバイヤーと現地パッカーの睨み合いが続いている。

 ≪腹出し最盛期≫
 関係者によると、凍結されたニシンを解凍し、カズノコを取り出す、いわゆる「腹出し作業」は4月上旬から各パッカーでスタートした。作業はピークを迎えており、塩水漬けに漬け込んだ原卵が入る容器(ペール)も、日増しに積み上がっている。一部はコンテナでの積み出しも始まったもようだ。[....]