カツオ産業の活性化へ、高知県が一本釣の活餌に支援

2014年12月24日

太らせないよう、痩せさせないよう、活餌管理は難しい

太らせないよう、痩せさせないよう、活餌管理は難しい

 カツオ一本釣漁で使われるカタクチイワシの活餌供給力の強化に、高知県が力を入れている。黒潮町佐賀での活餌販売額が近県よりも高い場合、その差額を補助する制度を、今年9月の補正予算に計上。平成27年度予算案には、同事業の拡大と、宿毛湾の活餌供給基地化も盛り込まれた。事業により高知県は、県内へのカツオ船入港隻数と、水揚量の増加を狙うとともに、小型巻網漁業の収入増加や新たな産業創出も視野に入れる。

 カタクチ活餌はカツオの群れを引き付けるため、一本釣漁業で欠かせない。活餌を数量・金額とも安定的に満たせる港は、漁場からの距離や相場と並び、入港の強い動機になるという。

 黒潮町佐賀漁港でカツオは、全国トップクラスの浜値が付く。ただ、同港からの出漁船に販売する活餌は、不足分を他県から買い回す輸送コストと、台風後に流入する大量の真水で蓄養イケスのある港内の塩分濃度が下がり、斃死数を増やすリスクから、高い需要に応じきれていない。長期の不漁傾向や漁場の沖合化から入港隻数も減っており、本格的な活餌対策が始まった[....]