オホーツク海毛ガニ、許容漁獲量が過去最低の454トンに

2020年2月4日

 3月から始まる今期のオホーツク海毛ガニかご漁の許容漁獲量は、過去最低だった昨年(870トン)をさらに下回る454トンに決まった。今期の漁獲対象資源の資源評価が、昨期からさらに悪化したことが要因で、5割近い大幅な減枠となった。1月31日に札幌市で行われた「オホーツク海毛がに漁業協議会」の全体会議で道が漁業者側に報告した。

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 北部の宗谷管内が42%減の304トン、南部のオホーツク管内が57%減の150トンで、オホーツク管内の減少がより顕著となった。

 許容漁獲量算定の基礎となる資源調査は、道立総合研究機構が昨年春から夏にかけてオホーツク海(宗谷海域、網走海域)で実施。それによると、2020年漁期の漁獲対象となる[....]