ウナギ情報/春の蒲焼販売、国産は相場一服で環境改善

2017年4月10日

 ウナギ蒲焼の販売が上向く春シーズンを迎えた。量販店・スーパーの現場では、昨夏の売り残し分の消化を終えておらず、消費者にデフレマインドが復活しつつあるなどの逆風はあるが、主力の国産が前年に比べると安く売れる環境が整い、状況は改善している。商社担当者は「売り上げで昨対をクリアしやすい環境にある」と分析する。製品ベースの値下がり幅は前年比15%安程度で、人気サイズが平均で一パック1780円となる見通し。競合する中国産加工鰻との過度な値差も縮小することで、相対的に売りやすくなる。

「中国産加工ウナギの年度別/月別輸入推移」本紙参照[....]