アジ情報/依然厳しい調達環境

2014年12月15日

 欧州アジの主力であるオランダ産の陸揚げ作業が活発化している。11月下旬に10隻を超えるトロール船が帰港し、日本向けの商談が本格化。これまでに5000?6000トンを確保した。日本側は在庫不足から調達を急ぐが、折からの円安に加えての浜高で、「内販価格はキロ300円台をうかがう」(商社)勢いだ。

 調達した中心サイズは20キロ箱で150?200本(1尾100?133グラム)と、小サイズが6?7割。今期のミニマム(最低保証)価格の1600ドル(FOBトン当たり)から値を上げて、2000ドルも目前に[….]

 「主要国からの輸入アジ月別推移」本紙参照