「石巻復興フード見本市」550社1050人で大盛況

2019年2月22日

バイヤーらが活発商談を繰り広げた「復興フード見本市」のブース

 宮城県石巻市の多彩で豊富な味わいを一堂に集めた地域商談会「2019石巻復興フード見本市」が20日、同市魚町の石巻魚市場で開かれた。東日本大震災後5回目、15回目となる今年は36の水産加工業者らが出展。全国の約550社1050人のバイヤーと商談し自慢の逸品を売り込んだ。

 出展業者はそれぞれにブースを構え、期待の新商品や人気の売れ筋商品を試食とともにPR。開場と同時に小売店、外食店のバイヤーらが大挙して訪れ、あちこちで熱のこもった商談が展開された。同時並行での個別商談も、事前マッチングを中心に延べ80件近くが行われ、突っ込んだ内容の商談を繰り広げていた。

 食材供給地としての魅力をPRする「企画コーナー」も設置。代表格の新鮮な魚介類(カキ、ギンザケ、タコ、クジラなど)がにぎり寿司で振る舞われたほか、ブランド米「ひとめぼれ」「ササニシキ」「だて正夢」の食べ比べ、高級和牛「仙台牛」の試食提供などが行われた。売り出し中の新名物「石巻おでん」も大人気。用意された400食は瞬く間になくなった。[....]