「海とさかな」コンクール、農水大臣賞など17人表彰

2017年12月5日

賞状を手に全員で記念撮影する入賞者たち

 日本水産(大木伸介社長)が協賛する「第36回『海とさかな』自由研究・作品コンクール」(主催・朝日新聞社、朝日学生新聞社。後援・農林水産省、水産研究・教育機構など)の表彰式が2日、東京・中央区のロイヤルパークホテルで開かれ、農林水産大臣賞や日本水産?賞など入賞者17人に賞状と楯が授与された。

 応募作品は、過去最高の応募数となった第33回コンクールに次ぐ3万1622作品。受賞者の中には5年連続入賞した児童もいた。審査委員長の坂本和弘多摩動物公園副園長の総評を審査員の森田和良前筑波大学付属小学校副校長が代読、「身近な魚からあまり知られていないものまで、対象となる生き物が多岐にわたっており、優れた作品が多かった」などと総評した。

 5年連続入賞したのは、研究部門で日本水産?賞を受賞した善明宗一郎君(大阪府、6年)で、作品名は「ぼくとナキオカヤドカリ」。自分で育てながら生態などを観察し、自身の新しい発見を取りまとめている。ヤドカリは3年生から取り組んでいる。審査員からは「継続した研究で、だんだんとステップアップし、粘り強く疑問点を追究している姿勢が立派」と評価された。

 そのほかにも、兄弟での入賞や、コンクール36年の歴史を感じさせる親子2代での入賞もあった。[....]