「小田原地魚大作戦協」設立、流通若手ら情報発信へ

2018年5月21日

試食会で「情報を発信してほしい」と激励する加藤市長(左)

 小田原魚市場の若手流通業者に異業種経営者も加え、地魚を使った商品開発を通じて地域活性化を目指す「小田原地魚大作戦協議会」が16日に発足した。同日午後に小田原市役所内で設立総会を開催。会長には田川修三JSフードシステム常務が選出された。引き続き行われた企画商品の試食会には加藤憲一小田原市長も参加し、「おいしい。食べ歩きにもってこいだ」などと絶賛した。
 会員は小田原魚市場の仲買業者が主体で、小田原漁港周辺の飲食店、農業・宿泊施設などを経営している30代後半から40代前半の若手および小田原市観光協会、小田原市水産海浜課の職員を加えた11人。副会長に鮑屋の市川将史常務、事務局長に柏水産の柏木雄介社長を選出した。
 目的は小田原の「魚」を広く発信して地域の魅力を向上させることだ。規約には小田原漁港周辺エリアの活性化と小田原の観光の資質向上を図ることが盛り込まれた。季節の「地魚棒」シリーズを年4回発表するとともに、地魚を使った給食メニューの開発・提案などを行うという事業計画も決めた。
 試食会で加藤市長は「『小田原の魚に付加価値を付けブランド化を目指すわれわれがいる』という情報を発信してほしい」と激励した。[....]