「子ども食堂」にホタテ、道水産物荷主協がプレゼント

2019年7月26日

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札幌で「にじ色こども食堂」を運営する安田香織さん

 北海道水産物荷主協会(根田俊昭会長)は今年度「食育・食材提供事業」に取り組み、その第1弾としてホタテの玉冷を札幌や帯広などの「子ども食堂」に届けている。食卓での魚離れが進む中、少しでも魚好きの子供を増やし、水産物の消費拡大につなげることが狙い。300万円を計上した。

 18日の帯広市内「おびひろ子ども食堂」を皮切りにスタート。十勝総合振興局の協力を得て提供先が決まり、同協会の檜山明男専務が同食堂を運営するNPO法人「WEWとかち」の瓜屋譲さんに箱詰のホタテ玉冷10キロを手渡した。瓜屋さんは「ホタテはメニューの用途が広いので楽しみ」と話し、食堂ではブロッコリーとキノコを加えたバター炒めとして提供された。

 札幌市白石区の「にじ色こども食堂」にも玉冷10キロを寄贈。23日にイタリアンレストラン「グロリア」で、パスタとピザの具材として使用された。運営するNPO法人「子どもの未来・にじ色プレイス」では月2回のペースで夕食時に同店でこども食堂をオープン。同日は、同店のオーナーシェフがバイキング形式で料理60人分を用意し、子供たちはおなかいっぱい食べていた。[....]