「四十八漁場」、居酒屋ポイント貯めて新造船に大漁旗贈呈

2019年6月21日

贈呈された第1まるさん丸の大漁旗

 ?エー・ピーカンパニー(本社=東京・港区、米山久社長)が運営する居酒屋「四十八(よんぱち)漁場」は、来店客向けポイントプログラム「トトログ」のポイント寄付を募り、提携漁業者の新造船・第1まるさん丸(宮崎・延岡市)に大漁旗を制作した。14日に同市島浦町で贈呈され、15日の進水式でお披露目された。

 産地に役立つ企画として、連携先漁業者の新造船への大漁旗寄贈を計画。食事をしてためたポイントの寄付を会員から募る「トトログファンディング」を企画したところ、1か月の目標2万ポイントを11日間で達成した。「トトログ」は、客が来店時に気に入った鮮魚や料理を記録する得点システム。10回の来店で最上位の「ブラック」会員になり、利用額100円ごとに1ポイント加算される。今回200万円(税別)分の飲食費に付与されたポイントが寄付されたことになる。

 同店は今後も自然災害時の助成や海洋保全などの社会問題に関わる企画で、産地と客をつなぐ同様のポイントファンディングを行っていく予定。[....]