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WTOに負けるな、大宮で初「宮城のほや祭りフェア」

2019年6月19日

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会場はホヤ製品で埋め尽くされた

 関東で初のホヤイベント「宮城のほや祭りフェア」が17日、さいたま市大宮区の東日本連携センター(まるまる東日本)で始まった。世界貿易機関(WTO)での“敗訴”に「困った、助けて」ではなく、ホヤの魅力を正しく伝えたい」と旬に合わせ獲れたてのホヤや加工品を展示販売する。23日まで、17日は、ホヤの認知度向上と販路拡大を目指す「ほやほや学会」の田山圭子会長と、ホヤ生産者の渥美貴幸氏(JFみやぎ谷川支所青年部所属)が、ホヤ生産の現状と食べ方提案を行った。

 2010年に全国の84%を生産していた宮城県の養殖ホヤは、東日本大震災後に最大の出荷先だった韓国が輸入全面禁止を宣言。WTO違反だが今も早期の韓国への輸出再開が望めない状況にある。18年の全国シェアは46%まで落ち込み、対して韓国輸出が可能な北海道は38%に成長した。

 水揚げから数時間以内に産地で肝膵(すい)などを切り捨て、真空凍結加工することで臭みを解消。渥美氏は一度陸揚げしたホヤはストレスを感じ、海中に戻しても一定期間餌を食べない生体特性を応用し、臭みの元となる糞抜きの殻付きホヤ「鮮美透涼ほや」の生産を実現させた。和食以外の料理にも合うことが分かり、加工会社や料理人の扱いが増えた。「ほやほや学会」のような応援団も登場した。[....]