NOx3次規制初対応、いわき海星高6代目福島丸竣工

2018年1月22日

新船披露を前に行われたテープカット(小名浜港)

 福島県立いわき海星高校(澤尻京二校長)の練習船・福島丸(665トン)の竣工式典が18日、いわき市小名浜の同校で行われた。6代目となる新福島丸は最新機器を搭載し、マグロはえ縄漁業の実践や操船航海・などを通じて将来の水産業を担う人材を育成する。日本の漁船として初めて窒素酸化物(NOx)3次規制に対応しており、今後建造される練習船や国際航海漁船への先行事例となる。
 6代目福島丸(665トン)は宮城県石巻市のヤマニシで建造。先代の福島丸(499トン)からの増トンは、寄港地の米国ハワイがNOx3次規制の適用海域のため、排気ガス後処理装置(SCR脱硝装置)を搭載するなど国際規制への対応を主に、船内学習機能の充実、生活環境の改善のため。
 式典では福島県教育委の鈴木淳一教育長が「日本や世界の海洋事業を支える人材として羽ばたくことを願っている」と式辞を述べたほか、各界の代表者も、遠洋航海などを通じた水産スペシャリストの輩出へ期待の言葉を述べた。また、JF福島漁連の野﨑哲会長は「必ずや福島の漁業という生産共同体を復興させ、皆さまを受け入れる」と、出席した生徒らに約束した。
 船体中央に大きく印された「F」の文字には、「復興」への願いや「Future(未来)」「Forward(前へ)」の意味も込めたという。澤尻校長は「水産、海洋関連産業に従事する若い担い手の育成に邁(まい)進する」と謝辞を述べた。22日から、今年度第2次航海をスタートさせる。[....]