JF東町漁協「むじょかサバ」高評価で本格売り出しへ

2019年9月26日

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サバを水揚げ後、丁寧に即〆て脱血処理する

 全国最多クラスの年間220万尾近い養殖ブリを生産することで知られる鹿児島県のJF東町(あずまちょう)漁協で、養殖サバの生産、販売が始まっている。取り組んでいるのは30~40歳の若手漁業者4人。水揚げから出荷まで丁寧に扱うことで高品質な仕上がりにし「むじょか(かわいいの意味)サバ」の名前でブランディングも進めている。

 最年長で45歳の濱常人さんがイケスでサバ養殖を始めたのは父親が経営を主導していた頃。定置やまき網漁も営むため、まき網に入るサバの稚魚を「生かしていたのがきっかけ」。10年ほど前に大規模な赤潮被害が発生し、養殖ブリは大きな被害を受けた。濱さんは多様な魚種を生産することの重要性を痛感し、赤潮に強いサバ養殖に取り組み始めた。

 年間の生産量は4漁家合わせて約20万尾。注文に応じて生かし、神経〆、脱血まで処理。たも網で水揚げすると毛布を敷いた箱の中で、即座に活〆。そのまま、氷水を入れたタンクの中に沈める。注文によっては、その場で神経〆もする。東町漁協子会社の㈱JFAによる海外輸出なども利用。JFAが運営する食堂「長島大陸食堂」でも7月から「しめ鯖定食」として提供。好評を博している。[....]