JF共済優良組合/JF新勝浦市、共済で組合員と接点

2016年8月23日

ブランド魚「外房つりきんめ」で人気を集めるJF新勝浦漁協の直売所

 JF新勝浦市漁協は、千葉・外房地区で最大の組合員数を抱える漁協だ。約20年前、市内8漁協のうち7漁協が合併して誕生した。眼前の太平洋を豊かな好漁場にしている。漁協所属の小型漁船は、季節ごとに漁法を変えながら多種多様な海産物を水揚げするという生活を営んできた。

 ひき縄カツオ、釣りキンメ、イセエビ、マグロ、アワビ、サバなどを至近の首都圏に送っている。

 特に釣りキンメは近年、評価を高めた。平成21年から市内の漁協と連携。鮮度保持方法やブランディングを強化して、「勝浦灯台沖きんめ鯛」の名で販売。後に「外房つりきんめ鯛」のブランド名で「千葉ブランド水産物認定品」にも登録された。

 ただ、漁協組織は抜本的に変える必要に迫られている。就業者の減少とキンメをはじめとして不安定さがある資源状況を考慮すれば、現行体制が維持できるとは考えづらい。焦点は市場の集約。「なぜ改革が必要か裏付けを示し説明したい」と渡邉幸治組合長は意気込み、漁師と漁協が知恵を出し合う。 

 そんな新勝浦市漁協の共済は組合の屋台骨を支える事業の一つだ。保有件数、保有金額とも全国上位にある。将来を見越し組合長を先頭にした役員や、事務方ら漁協幹部が着手したのが漁協改革だった。           [....]