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IWC総会9月にブラジルで、日本提案の戦略と展望

2018年8月30日

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①「双方に有益な画期的な提案」と説明する長谷長官、②最低限の法と科学の維持で」と意気込みを語る諸貫政府代表代理

 9月10~14日に、隔年開催の国際捕鯨委員会(IWC)総会がブラジル・フロリアノポリスで開かれる。総会は6年ごとに改定される先住民生存捕鯨枠(米国・ロシア・デンマークなど)の設定が予定されており、総会本来の機能発揮が問われる会議となる。日本政府は「IWCの機能回復を目指す抜本的提案」を行う。日本の捕鯨政策にとって節目となる今総会に向けで、日本政府の姿勢と日本提案の趣旨、背景などを水産庁の長谷成人長官と諸貫秀樹IWC日本政府代表代理に話を聞く。
 ◇長谷水産庁長官インタビュー/採決に向け全力
 IWCの中でも幾度となく機能回復への試みが行われてきた。その歴史的な試行錯誤の経緯を踏まえて出した提案が、今回の案といえる。単に日本の立場を主張するだけでなく、対立する側にとってもメリットがある、建設的な改革案にと知恵を絞ったし、画期的な提案になったと確信している。
 ◇諸貫秀樹・日本政府代表代理/IWCを決定できる組織に
 日本としては、まずは何事か決められるIWCに変えていくことから始めたい。日本を含め持続捕鯨支持国は不参加)に加えて「持続的捕鯨委員会」を新たに設置し、双方の委員会で議論し合意(コンセンサス)を得たうえで、総会に挙げられた「議題」について過半数の賛成で付表の修正を行えるという仕組みを導入する。[....]