FAO便り[68]>渡辺浩幹・FAO上席水産専門官/寄港国措置に関する協定

2016年5月13日

 「不法、無報告、無規制(IUU)漁業の防止、阻止および排除のための寄港国措置に関する協定」(以下「寄港国措置協定」)は2009年11月、第36回FAO総会で採択された国際協定で、これにより、「寄港国」、すなわち、漁船などが水揚げや補給のために寄港する国によるIUU漁業対策のための措置が可能となります。同協定29条によれば、25か国目の批准の30日後に発効するとされています。この原稿を書いている5月1日現在、すでに24か国が批准を終え、その発効が秒読み段階に入っており、7月に予定されている第32回FAO水産委員会(COFI)までに発効するのではないかと期待されています。そこで今回は、この寄港国措置協定を取り上げてみたいと[....]