CO2抑制輸送・魚活ボックス、全魚種生存率100%

2018年5月2日

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 総合レンタル業の日建リース工業(東京、関山正勝社長)は4月26、27日の両日、熊本県上天草市のJF天草漁協大矢野支所で二酸化炭素(CO2)低活性化技術による魚を生きたまま運ぶ「日建魚活(ぎょかつ)ボックス」の実証試験を実施、すべての魚種で生残率100%を達成した。

 実証試験に用いた「魚活ボックス」は、高濃度のCO2をボックス内の海水に溶け込ませ、収容した魚が麻酔のかかった状態にすることで魚の活性を抑え、高密度の長時間輸送を可能にする装置。

 活性を抑えることで、代謝による水槽内の水質悪化や、輸送中のストレス・魚体の擦れを軽減。これまで全国10か所で実施した実証試験で、大型トラックによる現行の活魚輸送に比べ10%にとどまっていたマダイの収容密度を30%にアップさせ、輸送コストを最大50%削減した。

 今回はCO2を溶け込ませた前処理用の海水槽にハモ、トラフグ、シマアジ、コウイカ、タコ、クルマエビを投入。10~30分後に動きが止まったあとトレーに並べ、必要な酸素を供給する魚活ボックスに全魚種を収容。24時間後に活魚槽に移し、魚の動きを観察した。生残が疑問視されたイカを含めすべての魚がゼロ~数分後に覚醒し、生残率100%を達成。漁協職員も太鼓判を押す元気さ。[....]