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AI使い魚を保冷管理、漁業改革中央協・北まきPJ

2018年4月27日

 漁業構造改革総合対策事業の第64回中央協議会が25日、都内で開催された。北部太平洋大中型まき網漁業「石巻地区Ⅱ」の改革計画が提出され、魚倉内で生じる温度むらや水温上昇、過冷却を人工知能(AI)システムで全自動制御する改革型運搬船を導入して漁獲物の価値を保ち、分散水揚げで供給の安定に貢献できる点などが評価され、承認された。

 改革型運搬船(380トン)は、7つの魚倉すべてに冷海水の供給と循環を実現。シャワー噴射で回転式の水流を発生させる冷海水撹拌装置も設置して水温を一定にさせて水温上昇や温度むらを解消。高鮮度状態も維持されやすい。

 一連の保冷管理はAI任せにする。乗組員の労力軽減につながるほか、冷凍機運転の省エネ化、砕氷使用量の削減も見込む。魚倉内の水温データは、改革船の母港である石巻港へインターネット回線で送られ、陸上からの「温度管理の見える化」を実現させて、加工業者との連携を強化する。

 北部太平洋まき網漁業協同組合連合会の成子隆英会長は「改革途上だった『獲ったものをいかによく運ぶか』に着手した」と、計画の意義を強調した。[....]