[1018]第30回日・モロッコ漁業協議の結果について

2016年7月11日

 日・モロッコ漁業協議は、1985年に締結した日・モロッコ漁業協定に基づき、モロッコ水域における我が国マグロはえ縄漁船の操業条件などについて協議するため、毎年、日本とモロッコにおいて交互に開催されています。
 30回目となる今回の会合は、5月30日から6月1日までの日程で、東京の水産庁内会議室において開催され、2016年の操業条件などが協議されました。協議の結果は以下のとおりとなっています。
 今回の協議には、日本側からは浅川京子水産庁資源管理部長を代表に、水産庁及び外務省の担当官並びに日本かつお・まぐろ漁業協同組合(以下「日かつ漁協」)の交渉担当者ほかが出席しました。モロッコ側からはドリウォッシュ農業・海洋漁業省次官を代表に、ジョケール同省漁業・養殖局協定管理部長ほかが出席しました。
 今回の協議において、日本側は、日かつ漁協所属の遠洋マグロはえ縄漁業者の経営がマグロ刺身消費の落ち込み及びそれに伴うメバチの価格の低迷などにより依然として厳しい状況にあるため、漁業者への影響が大きくならないように、前年度と同水準の操業条件となるよう要請しました。
 これに対して、モロッコ側は、両国間の良好な関係から日本側の要請に理解を示し、次のとおり、前年と同条件とすることで合意しました。
●許可隻数枠:15隻
●ライセンス料:4万9500モロッコ・ディルハム(約56万円)/隻/年
●入漁料:2000米ドル/隻/年
 本協議は、1985年の協定の締結以降毎年開催され、今回は節目となる第30回目の協議となることから、在京モロッコ大使館からアルール駐日モロッコ大使も出席され、30回目の開催に対するお祝いの言葉を述べられました。
 日本・モロッコ双方の代表からも協議が継続して実施されてきたことは両国が良好な関係を維持してきた証左であり、両国は漁業を越えた歴史的関係にある旨の友好関係を確認する言葉が述べられました。
(水産庁国際課海外漁業協力室)