<水経セミナー>長谷成人・東水振興会理事/浜の存続へ柔軟にチャレンジを

2020年3月25日

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水産行政を振り返る長谷氏

 新型コロナウイルスの影響で5日に予定していた水経セミナーも延期となった。一般財団法人東京水産振興会の長谷成人理事(前水産庁長官)には、「水産改革と浜の未来-水産学徒の行政遍歴 38年の公務員生活を終えて」をテーマに発表をお願いし、当日は行政を志すことになる学生時代からわが国をめぐる漁業の情勢、水産改革の考えを振り返ってもらう予定だった。発表に代わって講演内容を語ってもらった。

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 卒論のフィールドはヤマトシジミ漁業が営まれていた根室の風蓮湖で、底生生物群集を調査した。泥を採集して化学的な性質やゴカイなどの底生生物を調べ、どういう生物相に漁場適性があるかといった研究をした。

 入庁は1981年。行政に行くか研究に進むか、どちらも考えていた。北大の水産学部を志したのは海洋生物学者に憧れもあった。[....]