<水経セミナー>石破茂自民党水産基本政策委員長/創意工夫で成長産業に

2017年3月16日

「水産を日本の成長産業に」と熱く語る石破自民党水産基本政策委員長

「水産を日本の成長産業に」と熱く語る石破自民党水産基本政策委員長

 自由民主党水産基本政策委員長の石破茂衆院議員は、「水経セミナー」で、水産業の将来像」をテーマに講演。「水産だけにテーマを絞った講演は初めて」としつつ、日本の水産業が大きな可能性をもちながら、消費量・漁獲高・人手ともに半減している危機的現状を、その要因から分析し正確に把握しないと、いずれ漁業がなくなってしまうと警鐘を鳴らした。打開する試みとして、流通や技術に新たな方法を見いだし創意と工夫で成長産業に育てていく意欲と努力が最も問われると締めくくった。

 石破氏/日本の海洋面積(排他的経済水域)は、世界第6位、体積では第4位を誇る。しかし漁獲量はピーク時の半分になっている。「なぜ、半減したのか」明確な答えを見いださないと、これからの漁業に先はないと思う。簡単なようだが、これまで突き詰めてきたことがなかった。

 自民党の幹事長時代に「何かやらないと」との危機感から、2つの補助事業を立ち上げた。一つが学校給食の米飯給食だ。もう一つは、現代版魚の行商だ。郊外の大型量販店の進出に押され、街中の魚屋や小型量販店は軒並み店をたたんだ。魚を買うために車を運転していかないと買えない状況になった。車で移動できない買い物難民のために、現代版行商を考えた。

 人口は減少を続け、1億2700万人の人口が2100年には5200万人と半減する試算がある。魚を多く売るには限界がある。ならば、たくさん売るよりいかに高く売るかに焦点を絞った方がいい。どうしたらおいしく食べられるのか工夫が必要だ。水産の将来は、われわれが皆さんの知恵や力を借りながら努力し、「あの時がんばったから水産が日本の成長産業になったね」と言えるようにしたい。[....]