<新年特集/卸売市場>市場改正法案、通常国会へ提出

2018年1月11日

卸売市場認可制について「市場に多様性を促す」と強調する武田室長
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卸売市場認可制について「市場に多様性を促す」と強調する武田室長

 卸売市場を含む食品流通構造改革の大枠が昨年12月にまとまった。農林水産省は今、卸売市場法の改正法案提出に向けた準備を進めている。認可制から認定制への変更を中心に、食料産業局食品流通課卸売市場室の武田裕紀室長に聞いた。

 ◇問い/卸売市場を認可制から認定制に変えた理由を教えてください。

 ◆武田室長/卸売市場の経由率は低下をたどっていますが、かつて必要だった全国一律で同じような施設、同じようなルールの〝金太郎あめ〟的な市場ではなく、それぞれの地域の実情に合った市場をつくっていく必要性に迫られています。それを促すための認定制です。
◇問い/多様性を担保するなら現行でよいのでは。

 ◆武田室長/数多くの規制が設けられた認可制のもと、実態に合わせて、規制の例外規定の適用が増えていく現在の形は本質的におかしいでしょう。物流や情報の技術が進展した今、利用できる卸売市場は選べます。時代の要請は変わったのです。全国一律の市場がどこにでもあるという形でなく、各地の事情に合った卸売市場をつくることが必要でしょう。社会資本整備の発想に基づく卸売市場整備基本方針、中央卸売市場整備計画、開設区域も廃止します。[....]