<新年カツオマグロ特集>完全養殖マグロ認知へ正念場

2018年1月15日

水揚げされた極洋フィードワンマリンの完全養殖クロマグロ

水揚げされた極洋フィードワンマリンの完全養殖クロマグロ

 養殖マグロは天然ヨコワが安定して獲れた年のものが今年出荷予定であることから、数量はある程度増えると見込まれる。一方、近大、マルハニチロに続いて極洋が完全養殖クロマグロの販売を昨年11月末に開始、日本水産は今春に発売を予定するなど完全養殖クロマグロが市場に出回り始める。
 マルハニチロは民間企業で初めてクロマグロの完全養殖に成功し、2015年に「Blue Crest」ブランドとして先行販売、今年は50~60キロサイズにして約60トンの出荷を計画する。
 日本水産グループでは、「喜鮪=(きつな)金ラベル」として今年3月ごろを出荷予定としており、今年度は500トンを、19年は1000トンの出荷を予定している。
 極洋フィードワンマリンの完全養殖クロマグロ「本鮪の極 つなぐ」が、昨年11月に初出荷を迎え順調な販売を行っている。
 今後、各社完全養殖マグロへの移行は必然的であり、飼料開発や養殖技術の向上を目指すほか、需要が見込める米国など海外への輸出を加速させると思われる。日本市場では完全養殖クロマグロの付加価値について消費者が理解できるような取り組みをやっていく必要があるかもしれない。[....]