<新女川市場供用開始>「さかなのまち」復興の助力に

2017年5月26日

西、東、中央3つの最新の荷捌き場がフル稼働を始めた女川魚市場

西、東、中央3つの最新の荷捌き場がフル稼働を始めた女川魚市場

 東日本大震災の全壊被害を受け、段階的に進められていた女川魚市場の復興工事が完了し、9日から全面供用がスタートした。3つの荷捌き場で「衛生管理の高度化」「作業性の向上」を徹底的に追求。関係者は、復興を目指す“さかなのまち”の大きな助力となりそうだ。

 延べ床面積約2万1562平方メートルの鉄骨一部4階建て。国の支援を受けて平成26年7月から段階的に工事を進め、27年6月に東荷捌き場(東棟)、昨年8月に中央棟荷捌き場と管理棟、先月末に西棟荷捌き場が完成した。総工費は約83億円。

 水揚げは原則、魚種別に別々の場所で実施。密閉式の中央棟と西棟では、選別に時間のかかるギンザケや定置網の漁獲物を扱う。風雨や直射日光、鳥害などを完全に遮断し、上場品の鮮度と安全性を確保する。さらに、電動式のフォークリフトを導入することで場内の空気を清浄に保っている。

 中央棟の1階は全長約100メートルの密閉式荷捌き場、2階は見学者用の通路という構造。場内にはギンザケ専用の自動選別機2台を導入し、サイズ選別から入札までの全作業を行う

 開放式を採用した東棟では、一度に大量に水揚げされるカツオなどを中心に扱う。[....]