<女性のチカラ>気仙沼つばき会事務局小野寺紀子さん

2016年12月28日

「カレンダーで漁師の魅力伝えたい」と語る小野寺紀子さん
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「カレンダーで漁師の魅力伝えたい」と語る小野寺紀子さん

 気仙沼の基幹産業である漁業を女性目線でPRしている「気仙沼つばき会」-その事務局で「出船おくり」や「漁師カレンダー」「市場で朝めし。」の活動を通し、漁師の魅力を発信している。

 「漁師さんは本当に素敵。大海原をいつも見ていると雑念が入らないのか、物事のとらえ方がすごくピュア。器の大きさや強靭(じん)な精神がないと務まらない。素晴らしいと思います」。

 「出船おくり」は遠洋マグロ船とサンマ船の出漁時に、乗組員の家族や船主、関係者が航海安全と大漁を願い、岸壁から盛大に見送る伝統行事だ。演歌や太鼓、色鮮やかなテープ、福来旗(ふらいき=大漁旗)でがんばる乗組員にエールを送る。観光面でも注目され感動する観光客も多いという。

 「漁師さんが遠洋漁業に行けるのも、家で子供を産み育てる奥さんがいるから。女性は船に乗れないけれど、そこは愛嬌(きょう)でカバーする。

 漁師をモデルに撮影した「漁師カレンダー」は今年で3年目。1年目は著名な写真家が撮影し、異例の5000部を売り上げた。当初は撮影をお願いしても「俺はいい…」と恥ずかしがる漁師が多かったが、今では「俺、撮ってけんろ!」と喜んで応じてくれる。「漁師さんって、かっこいいと思ってもらいたい。カレンダーを見て、漁師になりたいと思う人がいるかもしれない」と願う。[....]