<人>曽我明彦・三菱商事水産部長/巨額買収に手腕

2018年6月8日

「突拍子もない発想を大切に」と抱負を語る曽我水産部長
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「突拍子もない発想を大切に」と抱負を語る曽我水産部長

  「バリューチェーンの強化拡大を考え、川上の生産事業強化を図っていきたい」と抱負を語る。4月1日付で水産部と鮭鱒事業部が統合し水産部となる組織改正が行われ、部長に就任した。
 1992年東京大学法学部を卒業後、三菱商事に入社し食品トレーディング部に配属。カツオ節原料となるカツオなどの輸入業務を行った。

 以後水産部の刺身マグロ(当時のAチーム)、99年に地中海の蓄養マグロの売買を担当するため英国ロンドンの子会社に出向。「欧州と日本との商習慣の違いを大きく感じた」と話す。

 2006年に帰国し鮪ユニットに入り。13年4月から鮭鱒チームリーダー。当時大赤字だったが今は黒字転換したチリのサーモン養殖会社フンボルトや、業界からは驚きの目でみられたノルウェーのサーモン養殖会社セルマック社の巨額買収を手掛けていく。

 水産部長として「国内だけでなく、グローバルな市場に水産物を売っていく体制を整える。組織面では効率よく働き、ワークライフバランスを取る。そのうえで若い人には、どんどん外に出て多くの人に会ってほしい。その中からビジネスチャンスが生まれる可能性も、突拍子もない発想が生まれることもある。セルマック社買収のような事例が出てくれば次のステップに進める」と抱負を述べる。[....]